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100日修行 7


《情動記憶》の浄化のイメージ


 

 なんとなく、《情動記憶の浄化》のイメージができたでしょうか?私のやっていたのと同じようにやってみるといいですよ。^^

 

 

 

 ①リラックスし、心身の硬いところを緩める

 

 自分自身の硬い所などを意識に上げていき、そこを緩める。今気になっていることが何かを見て、(重要度を明確にして)それに関する情報をよく見る。

 

 ②深い変性意識状態に入る

 超瞑想の状態になる。(大周天になる意識状態)

 体験したことのある人は、その意識状態を再現し、増幅していきましょう。

 

 ③意識の上に現れてきた『情報』を、《氣》としてみる

 

 《氣》を、扱いやすい《氣の玉》にして操作する。ゆるゆるにしたり、フワフワにしたりして流れやすい状態に。削ったり、砕いていき、流しやすい状態に。

 

 ④流しやすい状態になった《氣の玉》が流れて行くイメージをする

 

 イラナイものが、手や足から出して流れて行くイメージ。出たものが、自分の周辺に溜まっているのではなく、宇宙の果て、地球の中に入っていき、マグマで解けて無くなるイメージ。

 

 そんな風にしていくことで、『情動記憶の浄化』をしてみましょう。

これが、橋本明頼が《共感覚》を使って日々やっている方法になります。

 

 

 自分自身の心身がアンバランスになっているときは、心も身体にも、硬くなっている部分があると感じるので、それをバランスが取れている状態にしやすくするために、緩めて、フワフワに柔らかくしていきます。

 

 《100日修行》の最初の頃の記事にも書きましたが、ヒーラーは、自分自身の《心身の調整》が出来ていてこそ、クライアントに対して『治っていくこと』などをイメージさせられるし、圧倒的な臨場感で、ヒーリングの効果を出せるのです。

 

 


セルフトークを肯定的なものに!


 

 過去の情動記憶からくる自己イメージによって、ネガティブなセルフトーク(*)になっている場合には、《自己肯定》ができるようになることが最重要です。

 そのためには、最初に書いたとおりに、【ゴール設定】と【アファメーション】が大切なのですね。《肯定的な自己イメージ》に変化させるための方法この後、繋げてまいりますが、まず、『セルフトーク』について

 

書いて行きます。

 

 『セルフトーク』とは、何か失敗をしたりした時に……「しまった!」「やっちゃった!」「私はなんてダメなんだ」というように、心の中で話してしまう独り言です。

 独り言といっても言葉だけの問題ではなく、その時の映像や情動を喚起して、失敗したときの五感の感覚を、情動を伴って呼び覚ましていきます。

 

 『セルフトーク』は、まさに実際の体験を思い出す行為といえます。

 

 

 何か過去に失敗したことを思い出して、「しまった!」と独り言を言えば、必ず言葉・映像・情動がくっついてきて、その時の脳では、あたかもその失敗をもう一度体験したのと同じ臨場感が生まれるものなのです。

 

 そのような『セルフトーク』を繰り返せば繰り返すほど、その失敗は『ブリーフ・システム』に取り込まれていき、それが『否定的なセルフトーク』の持つ問題となっています。

 

 何度も『セルフトーク』を繰り返すことによって、それが「自分はこういう人間である」というセルフ・イメージを作ります。そして、周りの人たちからの意見も同様に、何度も繰り返されることによって『ブリーフ・システム』に取り込まれていくので『セルフトーク』と同じ効果をもたらします。

 

 心の内側で起こる会話は消えずに、脳の神経細胞に蓄積されていきますので、たとえそれが事実と異なる言葉であっても、お構いなしにあなたのブリーフが強固になっていくのです。

 

 『セルフトーク』の大半は、ネガティブな内容になります。なぜ『ネガティブなセルフトーク』になってしまうのかと言えば、人間は大抵ネガティブなことが記憶に強く残るものだからです。

 

 ほとんどの人が、成功した体験が強い情動記憶として残らないので、『ポジティブなセルフトーク』にならないので、だから、『ポジティブなセルフトーク』をしても、強い情動が乗らないために効果が薄いものなのです。

 


『セルフ・トーク』の段階について…


 

 苫米地博士の著書『コンフォートゾーンの作り方』(フォレスト出版刊) から引用して詳細を書きます。 

 

  *****  引用開始 *****

 

P.80 『セルフ・トーク』の4ステップ 

 

 『セルフ・トーク』には、4つの段階があります。自分が望む未来を実現するためには、以下の第1から第3の段階を経て、第4段階に到達しなくてはなりません。 

 

   第1段階は、「無理だ」「できるわけない」と言うあきらめです。 過去のセルフ・イメージがもたらす『ネガティブなセルフ・トーク』であり、

 

多くの人がこれによって縛られています。まずこの状態から脱することが必要です。 

 

  2段階では、「~するべきだ」「~であったらいいなぁ」という目的論的なものが生まれてきます。しかし、問題を解決する手段がないため、この段階の『セルフ・トーク』では何の変化も起こりません。

 

  3段階では、「もうこんなことはやめよう」「こんな状態から抜け出そう」などの 誓い  が生まれてきます。この段階になると、目標に向かい、問題を解決している自分のイメージを探し始めます。

 

  4段階は、探している新しいイメージについての『セルフ・トーク』が生まれます。 ここに来ると、「次はこうする」「明日はこうありたい」という、新しい次元に向けた『セルフ・トーク』を行うようになります。しかも、それが表しているのは、単なる願望ではなく、今この場でそれが実現しているかのようなリアリティーを持つ未来です。

 

  4段階に到達すれば、あなたのゴールの世界に向けてRASがオープンになり、スコトーマも外れます。 

 

  最後に、それでは迷ったときに誰の言うことを聞いて参考にすればいいのでしょうか。   端的に言えば、それはプロのコーチです。それが意味するところは、プロのコーチ以外の人の意見を聞いて自分のセルフトークを作ってはいけないと言うことです。

  もちろんここで言うコーチとは、TPIE®PX2のような専門のプログラムを履修したコーチだというのはいうまでもありません。

 

 

*****  引用終了  *****

 

 

 セルフトークを肯定的なものにするためには、【アファメーション】が使えます。それは、自分自身の心に響くアファメーションでなければ効果はありません。自身の無意識に、『ゴールを達成する能力(エフィカシー)が自分にはある!』と確信していくアファメーションです。

 

 

 私のアファメーションは、こんな風な変化をしていきました。

 

数年前は…『我が子達の仲間が沢山いる世の中になるために、日本のあらゆる学校でPX2が授業に導入されているので、子ども達みんなが自身の可能性と希望に満ちていてとても嬉しい。』

 

……というアファメーションを作っていたのですが、なかなかそのことに関して実現する流れも感じられずにいました。

 

 セルフトークは変えられず、セルフイメージは低いまま。

 

 そうは言っても、簡単なことじゃないよね……とか、授業に導入なんて、誰がどうやってやるのか想像も出来ない……とか。

 

 それに対して、私なんかが何ができるのか…などという思考が出てきては、ゴールの臨場感が感じられない状態でした。

 

 「次はこうしよう」「明日はこうありたい」という考えには至りませんでした。

 

 そこで、アファメーションを変えました

 

『私は、苫米地博士の元で学んでいる理論と技術を、PX2を広めるために使うことで、様々な人に影響を与えることが出来る。それによって喜ぶ人達がどんどん増えて嬉しいので、日々を有意義に過ごしている。』

 

  すると、セルフトークが変化していったので、セルフイメージが上がり、それまでの私には見えなかったものが見え始めてきました。

 

 それまでの私は、PX2のマスターファシリテーターでありながらも、なかなかファシリテーターとして登壇することに躊躇していたのに、毎月のように登壇するようになりました。

 『こうしたらいいのになぁ』と思っていたことを、実行するようになりました。それは、親子でも参加しても、別の会場で開催されるPX2のこと。

 

 

 アファメーションを替えるまでは、難しいことだと感じていたことや、自分には出来ないと思っていたことを、次々と実行に移すようになっていったのです。

 

 ただ唱えるだけのアファメーションでは、セルフイメージが低く、エフィカシーも上がっておらず…なかなか実行に移せなかったのに、《今の自分に響くアファメーション》に替えたことで自分自身の行動が変わる。

 

 セルフイメージもエフィカシーも上がる!という体験をしました。

 

 これが、本当のアファメーションのチカラなのです。

 

 

 

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 他に、ダイエットのアファメーションも変えました。

 

 『私はダイエットに成功しているので、美しく健康も保ち、あらゆる幸せが舞い込んできている。』

 

 ……というようなアファメーションの頃は、《痩せなければならない》という意識が高いので、食事制限をストイックにやって少し結果が出てくると、急にやる気が失せてしまい、必要以上に食べたり飲んだりしてはリバウンドすることを繰り返していました。

 

 なので、ストイックに《~ねばならない》という気持ちにならないで済むように替えました。

 

 

 『私は自分自身の好きな服を着て、好きなモノを好きな時に食べているので、いつも心地よい時間を過ごしている。』

 

……すると、必要以上に食べることはなくなり、すぐにマイナス3キロ、4キロと減り、服がワンサイズ小さくなりました。

 

 体重が減って、服のサイズが小さくなっただけでは、健康面への配慮が足りないと感じているので、そろそろまた次のアファメーションに替えようと思っているところです。

 

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 以上のアファメーションの変化は、一例として紹介させていただきました。

 アファメーションは、今の自分に響くかどうかが重要なものなので、次々と更新していくことが望ましいですし、自分に働きかける言葉であることが大切なので、誰かの意見を聞いて作るものではありません。

 

 あくまでも、自分自身がそのアファメーションによって行動に変化が出るかどうかがポイントなのです。他の人には響かない言葉であっても、今の自分に響く言葉であればいいのです。

 自分で『自身の無意識』に影響を与える言葉を使うものなのです。

 

 あなたのアファメーションは、あなたの心に響くように作ってありますか?

 

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 もうひとつ、私の体験談から紹介しますね。

 

 私には、『頑張るのは嫌な私、闘いから逃げる私、チャレンジ出来ない

 

というセルフ・イメージがありました。

 

 学校、中学校の成績は普通で、高校を選ぶ時の基準は、『近くて受験勉強をろくにしなくても入れるレベルの高校』でした。

 

 中学3年の時の担任の教師は、三者面談で言いました。『君ならもっと上のレベルの高校にも行けるのに、本当にそれでいいのですか?』と。

 

 私は、とにかく受験戦争に挑む勇気がなかったので、楽に入れる高校ということしか考えていませんでした。……なので、それを押し通しました。

 

 頑張って上のランクの高校に行ったとしても、そこで一定のレベルを保つために頑張り続ける自信もなかったし、楽に入って、楽に卒業出来ればいいと思っていました。

 

 母親は、そんな私の考えを尊重してくれて、『好きなようにすればいいわ。』という感じで、頑張ることを強要しませんでした。

 そして、楽しい高校生活を過ごしていましたが、高校2年生になったら、 その先の進路を考えるようになり……絵を描くことが好きだった私は、美大に行きたいという思いがあり、美術部に入り…デッサンなどでは凄く褒められたのだけれど、何かを一から創造することに自信がなかった。

 

 

 

なので、『美大に行っても、将来それで食べていけるかどうか自信が無い。』

 

という思いがあり、やめました。

 

 

 

 

 

結局選んだのは、祖父母がやっていた職業の【鍼灸マッサージ師】という仕事。

 

 

 

 

 

祖父母は、高齢になってもその職業で稼いでいるし、

 

多くの患者さんから感謝されているし、

 

祖母にマッサージをしてもらうことが大好きだった私は、

 

祖母のような暖かい手になりたいと思いました。

 

 

 

…これは、様々なことを学んだから解るのですが、

 

私には鍼灸マッサージ師なら出来るかもしれないという

 

【臨場感】が強かったからなのでしょう。

 

 

 

祖母にマッサージしてもらうことは本当に気持ちよくて

 

幼い頃の私は、おばあちゃんのマッサージで癒される体験をしており、

 

その癒される感覚が、強烈に情動記憶に残っているのだと思います。

 

 

 

「マッサージは気持ちいい。」と。

 

 

 

 

 

 

 

今となっては、鍼灸マッサージ師として仕事が出来ているし、

 

そのことから得られるやり甲斐があり、まだまだ学ぼうという意欲があるので、

 

最適な選択をしたと思っているのですが…

 

 

 

 

 

『大学受験を闘いもせずに諦めた』ということに対して

 

 コンプレックスがあったのです。

 

 

 

鍼灸マッサージ師の国家資格を取って働けていることに問題は全くなく、

 

むしろ人生を愉しむ要素として、とても私に合っているなぁと感じているのですが、

 

 

 

なにしろ、学歴がそこまでの私では、大学を出た人よりも劣っているのだから

 

どうしようもない。…と思っていました。

 

 

 

高校受験の時に楽な選択をしたこと、大学受験を諦めたこと、

 

過去の自分の選択はもう変えられないのだから、

 

今から人生を変えることなんて無理だと思っていました。

 

 

 

…学歴社会では落ちこぼれだという思い。

 

 

 

 

 

この流れの根底にあるのは、

 

 

 

『私はすぐに諦める人間だ。チャレンジすることを避け、

 

  闘うことから逃げている。』…というものでした。

 

 

 

このセルフトークは、かなり強固に私の人生を狭めていました。

 

 

 

 

 

何かに挑戦することをせず、チャレンジすることを避け、

 

何かと闘うことから逃げるのですから、

 

どれだけ自分の可能性を抑え込んでいたのでしょう。

 

 

 

 

 

自己肯定感なんて無い。  自己尊重なんて出来ない。

 

自己卑下を繰り返し、『どうせ私なんて…』と心の中でいつも思っていました。

 

 

 

 

 

 

 

自分の求めるものは手に入らず…  自分の本当にやりたいことを封印し…

 

 

 

自分の気持ちを表すことを怖がり… 自分の意見を言うことなんて出来ない…

 

 

 

なので、誰かのいいと言ったモノを欲しがり…

 

誰かが持っているモノよりもちょっといいモノを欲しがり…

 

 

 

誰かの見ているテレビを見て… 誰かが勝っている雑誌を読み…

 

 

 

 

 

そして、誰かの言う通りにしていれば、

 

いつか自分のことを解ってくれる人が現れてくれるかもしれない。

 

 

 

…などと考えるようになっていました。

 

そう、自分のことは棚に上げて、誰かに救ってもらいたいと思っていました。

 

 

 

 

 

まさに、あらゆる束縛の中で、不自由な選択ばかりを繰り返すという…

 

そんな時代をずっと過ごしていました。

 

 

 

セルフ・トークの第1~第2段階までで止まっていました。

 

 

 

 

 

その後の私に起こった出来事は…

 

 

 

3人の息子達を連れて家を出ること。

 

一人で何もかもやって自立しなければならない状況。

 

 

 

 

 

セルフトークの第3段階に…

 

 

 

このことは、以前ブログの記事にしました。

 

『人は、内側から変化すると外側にその変化したエネルギーが広がっていく…』

 

⇒ http://s.ameblo.jp/akira-0324/entry-12056435259.html

 

 

 

自分の内側から変わることで、どんどん変化していったのです。

 

 

 

 

 

 

 

この時の最大の変化は、

 

『今からでも遅くない!私にはまだ眠っている可能性がある!』

 

…というものでした。

 

 

 

この確信があったので、行動が変わりました。

 

 

 

 

 

セルフトークの第4段階に…

 

 

 

その一番の変化は、『チャレンジしてみよう』『闘いに挑んでみよう』

 

『やりたいことをやってみよう』…というものでした。

 

 

 

学ぶことから始め、様々な経験を繰り返し、クライアントとのセッションでは、

 

絵を描いて説明していました。